ども、しーつんです。
ようやく色々落ち着いたので本格水冷化の記事を書いていきます。今回はパーツ紹介です。
因みに今回の本格水冷化は動画コンテンツとしてYouTubeにも投稿していくので良ければ見てみて下さい。
今回本格水冷化するPCのスペックは以下の通り。

- CPU:AMD Ryzen9 3950X
- GPU:GALAKURO RTX2080Ti HOF 10th AE
- マザーボード:GIGABYTE X570 AORUS XTREME
- メモリ:G.Skill Trident Z Royal 3600 CL16 8GB×4
- 電源ユニット:Corsair HX1200i
- ケース:LianLi O11DynamicXL
まぁまぁ本格水冷化しがいのある構成だと思います。
特にRTX2080TiのOCモデル。こいつは三連のオリファンにも関わらずゲーム中爆熱です。しかも水枕まで標準装備だった為今回の水冷化に踏み切ったわけですが・・。
という事でRTX2080Ti HOF 10th AEに標準装備の水枕は使用しません。
それでは

あれもこれもと買い漁っていたらとんでもない量になりました。
見ていきましょう。
目次
FrozenQ D5ポンプ一体型リザーバー

FrozenQのカスタムリザポンです。PPCsで購入しました。
螺旋オブジェの色やD5ポンプの種類など色々な項目をカスタムして購入する事ができます。
完全に見た目で購入しましたがもっと好みのリザポンを見つけてしまったので今回は使用しません。
スペースがあればダブルポンプや二系統ループを考えてもいいかも?
BARROW リザーバータンク

BARROWのリザーバータンク。Aliで購入しました。
どうしてリザポンを買ったのにリザーバータンクを購入したのでしょうか。
自分で自分が分かりません。
アルミのフレームは質感も良くてかっこいいです。
当然使用しません。
OPTIMUS D5ポンプ一体型リザーバー
アメリカシカゴの宇宙航空関係の製造メーカーOPTIMUSのAdvanced WaterC oolingシリーズからD5ポンプ一体型のリザーバータンクを購入しました。
これが完全に一目惚れ。かっこ良すぎます。
PPCsでも購入できますが私が見たときは在庫切れだったので公式通販で購入しました。
ただその時はオプションのG1/4ネジ穴付きキャップの存在を知らなくて後からキャップのみ追加注文してます。公式通販なら最初から色々な項目をカスタマイズして購入する事も可能みたい。
電源はD5ポンプとしては珍しめな使いやすいSATAパワー。PWM制御に対応しています。折角こんなにかっこいいリザポン作るならケーブルの色にも拘って欲しかったというのが本音。まぁ後ろから伸びてるので隠しやすくはあります。
チューブ部のアクリルがかなり分厚いためチューブ外径は70mmと一般的なチューブリザーバーよりも太くなっています。市販のチューブリザーバーマウントは殆ど利用できないので固定方法に難ありといった感じ。
でも見た目がかっこいいので全て許します。今回の本格水冷のリザポンにはこの子を使います。
OPTIMUS FOUNDATION CPU BLOCK – AMD
写真のピンボケが酷くて申し訳ねぇ…
リザポンと同メーカーOPTIMUSのCPU水枕です。ニッケルメッキが施されたシルバープレートタイプ。
とにかく見た目が最高ですね。質感もばっちり良いです。
Ryzen第三世代に合わせた設計で広範囲なジェットプレート、マイクロフィン構造が特徴。他社水枕と比較しても冷却性能は抜群に良いと前情報で確認済みです。
現行の第三世代Ryzen用の水枕としては一級品だと思います。
Bitspower Lotan VGA water block for GALAX Geforce RTX 2080 Ti HOF
詳細なレビューは
こちらの記事にあります。
RTX2080Ti HOF用ではありますが結果的にRTX2080Ti HOF 10th AEにも装着する事が可能でした。
ただし
この通り水枕にLEDテープが内臓されていてコネクタが生えているのですがHOF無印と10th AEではLEDコネクタの位置が違うので届きません。
個人的には光らせる必要性は感じないので問題ありませんが光らせたい方は注意してください。
珍しい形状のコネクタですが延長ケーブル的な物があれば問題なく光らせる事はできるはずです。
見た目と質感は最高です。
alphacool NexXxoSシリーズ360mmラジエーター4枚
本格水冷用の全銅製鉄板ラジエーターalphacool NexXxoSシリーズ360mmサイズを60mm厚・30mm厚と2枚ずつ購入致しました。白い方が60mm厚。ニッケルメッキが施されたシルバーの方が30mm厚です。
60mm厚は1枚PCの背中に背負わせる予定です。残りの3枚はケース内部予定。
ニッケルメッキのシルバーの方はかなり綺麗なのですが60mm厚の白い方は新品のはずですが所々銅フィンが腐食というかカビというか錆というか何かしら劣化してますね。 まぁ生銅なので仕方ないですね。
一応ケース内のクリアランスをある程度計って購入しましたが全部積み込めるかはなんとも言えません。
冷却性能的には2枚で十分だと思います。
KOOLANCE BKT-HX001(Radiator Mounting Bracket)
クーランスのラジエーターブラケット。PCケースの背中にラジエーターを背負わせる為に購入しました。
他社の安価で簡易的なブラケットも売っていますがこのクーランスのブラケットは幅を調整可能・ワンタッチで着脱可能と高機能です。
綺麗なクロームメッキで見た目も良いですね。
Fractal Design Dynamic X2 GP-12 Whiteout ×6
Fractal Designの真っ白なファン。背中に背負わせたラジエーターをファンサンドする為に6個購入しました。
しかしこのファン、4pinPWM制御だと勘違いして購入したのですがまさかの3pinでした。
PCケース外に使用するので静音運用したかったのですが速度制御できるか不安です。
Silverstone PWMファンハブ 1to8

SilverstoneのPWMファンハブ。これ一つで最大8個のPWMファンを制御する事ができます。先ほどの6個のファンを制御する為に購入しました。
しかし今回購入したファンが3pinファンだった為おそらく制御は出来ませんね・・・。
メーカー品ですがただのファンハブなので作りは安っぽいです。
EKリークテスター
こちらはパーツとはちょっと違いますがEKのリークテスターです。
組み上がった経路に空気で圧をかけて漏れが無いかをチェックする事ができます。
経路に水を入れる事無く水漏れする可能性をチェックする事ができる優れ物。本格水冷におけるPCパーツ水濡れのリスクを大きく軽減する事ができます。
評判良かったので購入しましたが、まぁ正直いらなかったかな。
各種フィッティング類

ラジエーターと同メーカーのalphacoolを筆頭に大量のフィッティングを購入しました。
alphacoolの物は他メーカーと比べるとパッケージに無駄なコストがかかっていそうですね。こんな細かいパーツのパッケージを箱に入れられても取り出すのが面倒なだけでした。
正直買いすぎた感は否めませんがこれでも足りないものもあれば余るものもあると言った感じです。
全ては紹介しきれないので一部紹介致します。
Bykski OD14mmハードチューブ用樽フィッティング
昨今流行の兆しを見せている新型ハードチューブ用Bykskiの樽型フィッティング。
今回のハードチューブ本格水冷はOD14mmの配管で行う為、OD14mm用のコンプレッションフィッティングです。

一般的なOリングタイプのコンプレッションフィッティングと比べるとOリング部分が巨大な樽型のシリコンゴムになっていてガッチリとハードチューブを固定する事ができるようになっています。
Bykskiが先駆けて投入した樽型フィッティングですが、かなり評判が良かったため現在では様々な水冷パーツメーカーが販売しています。
この樽型フィッティングが今後のハードチューブ用コンプレッションフィッティングのスタンダードとなる予感。
amazonでは外径14mm用、16mm用共に7色の色が販売されています。

alphacool 90°ロータリーアングルアダプター

alphacoolのロータリー機構付き90°アングルアダプターです。
L型とR型の2タイプを複数個購入しました。
ロータリー機構付きなので360°首を振れる便利なやつ。ただしロータリー機構付きは水漏れリスクが上がるみたいなのでなんとも言えませんね。
エクステンダー

こちらはエクステンダー。少し高さや長さが欲しい時に使います。
何かと便利なので色々なタイプ(オス/オス、オス/メス、メス/メスetc)を気持ち多めに買っておいた方がいいと思います。
alphacool ボールバルブ

こちらはalphacoolのボールバルブ。経路の開閉が出来る為、排水用のドレンとして使用する事ができます。
経路全体のなるべく下側に取り付けて使用するのが一般的。こういったバルブ等を用いて排水用ドレンを複数箇所設ける事で排水が楽になりメンテナンスが楽になります。
個人的には2ヵ所以上推奨。
Amazonでは黒タイプのみ取り扱っています。
alphacool クイックリリースアダプター オス&メス
alphacoolのクイックリリースアダプター。オスとメスがあり接続すると経路が開通し取り外すと経路も閉じるという優れものです。
要は経路に水が入ったまま配管やパーツを取り外す事が可能になる魔法の道具。
ただしハードチューブ配管においてはハードチューブ自体が曲がらず、そもそも付け外しが困難な為出番は少ないです。
主にソフトチューブ配管で使用されるクイックリリースアダプターですが、私は背中に背負わせるラジエーターにのみソフトチューブを使用する予定なので購入いたしました。
これでラジエーターや経路の水を抜かずとも取り外しが可能となります。
ソフトチューブ本格水冷ではこのクイックリリースアダプターを多用する事でメンテナンスが劇的に楽になるとかならないとか。
Amazonではクロームメッキ版は何故かメス側のみの取り扱い。
BARROW 180°アングルアダプター

BARROWの180°アングルアダプターです。180°とはいえうねうね好きな形に動かせるので汎用性はかなり高いです。
Bitspower None Chamfer PETG Link Tube OD14MM-Length 500MM

BitspowerのOD14/ID11長さ500mmのハードチューブです。アクリルよりも加工の楽なPETG。
ハードチューブ本格水冷ではハードチューブの曲げや切断などの加工が必要な為、大量に購入しました。
とは言え買いすぎましたね。
ハードチューブ加工工具
こちらはハードチューブ加工工具です。
ハードチューブを曲げるには加熱する必要があるので安心と信頼のmakita製ヒートガン。ハードチューブを曲げる為に熱するくらいであれば中華の安物ヒートガンでも十分ですが、このmakitaのヒートガンはヒートガン自体が自立するので立てて上向きに使用する事ができます。立てた状態でも安定感があり非常に使いやすいおすすめの一品です。
後は
ハードチューブを曲げる際にチューブの潰れを防ぐ為のシリコンチューブ。シリコンチューブはハードチューブの内径に合った物を使用する必要があります。
ハードチューブを曲げる際にプリセットの角度に合わせて曲げる事が出来るベンダー。ベンダーはハードチューブの外径に合った物を使用する必要があります。
PETGハードチューブを綺麗に切断する事が出来るチューブカッター。アクリル管の場合はパイプソーが必要です。
ハードチューブの切断面のバリを取るためのリーマーです。
使ってみた感じだとリーマーと曲げジグ以外は必須。曲げジグはあった方が楽だと思いますがチューブカッターの切断面はかなり綺麗なのでリーマーはいらないと思います。
実際のハードチューブ加工時には水を張ったバケツ(洗浄用)と濡れタオル(熱したハードチューブの冷却用)を用意しておくと便利です。
OD13/ID10ソフトチューブ

こちらは背中に背負わせたラジエーター用のソフトチューブ。PC背面のPCIスロットからブラケットを使用して生やします。
KOOLANCEのやつだったかな?多分どこのメーカーでも大差無いと思います。

このPCI隔壁ブラケットは使い勝手はあまり良くありませんがスマートにPCケース外に経路を伸ばす事ができます。
ATX24pinジャンパ

Amazonで購入したスイッチ付きのATX24pinジャンパです。メーカー不明なので中華品かな?
PC電源ユニットをマザーボードに接続する事無く作動させる事ができます。
私は使用していない電源ユニットを持っている為、リークテストでポンプを動かす際にその電源を使用してポンプを動作させる為に購入しました。
こういった物を利用してPC本体を起動せずにポンプを動作させる事でリークテスト時の水濡れによるPC故障リスクを大きく軽減する事が出来ます。PCパーツは通電中で無ければ濡れてもしっかり乾かせば大丈夫な場合が殆どです。
スイッチの付いていないただのジャンパも売っていますがこの手元でON/OFFができるスイッチは本格水冷のリークテストにおいてめちゃくちゃ便利だったので強くおすすめします。最初の水を補充する時もONとOFFを繰り返す必要があるのでとても便利。
CORSAIR XL5 クリア(クーラント)

クーラント(冷却水)には国内入手性の高いCORSAIRのHYDRO XシリーズからXL5のクリアカラーをチョイスしました。ツクモなどのPCショップでも取り扱いがあります。
本当は評判の良いDPウルトラを購入したかったのですが残念ながら私が探して時には国内に在庫が無く…クーラントは消耗品なので入手性の良さは大切です。クーラントの場合は個人輸入も送料が跳ね上がってしまうので中々難しいですね。
色付きも面白いなーとは思いましたが私のPCは白を基調としたPCなので透明にしました。後、色付きのクーラントはパーツに色が移ったり、色成分が分離したり沈殿したり詰まりの原因になったりと色々大変っぽかったので私のような水冷素人さんには無色透明がおすすめです。
国内入手性の高さで言えばThermalTakeのクーラントも非常に高いですが、私の中ではThermalTake社の水冷パーツの信頼性がとても低いので今回はCORSAIRにしました。
因みにクーラントは有害なので下水に流せません。クーラントを利用する場合は同時にクーラントを固めてゴミとして捨てる事が出来る吸水ポリマーなどを用意しておくと処分に困らないのでおすすめです。
ハードチューブ本格水冷パーツ紹介まとめ
以上、全てを紹介できた訳ではありませんが今回の本格水冷化に使用するパーツをざっくりとご紹介させて頂きました。
はっきり言ってこれはあれこれ買いすぎです。私の計画性の無さが露呈していますね(笑) しかも足りなくて後から追加注文するのが嫌だったから大量に購入したフィッティング類も結局必要な物が足りなかったりして追加注文するハメに。
本格水冷は計画的に。
次回はパーツを組み込んで水路を考えたりすると思います。YouTubeチャンネルもよろしくお願いします!
それでは~。
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