【Ryzenスッポン】Ryzen9 3950Xがすっぽんしてフライアウェイでピンが曲がった話

はいどうもしーつんです。

ついにやっちまいました。

タイトルの通り「Ryzen9 3950Xがすっぽんしてピン曲がり」ました。

すっぽんとは

CPUクーラーとCPUの間のグリスが経年劣化等により固着してCPUクーラーを取り外す時に固定されているはずのCPUがCPUクーラーにくっついて一緒に外れてしまう事。主にAMDのCPUで多く見られる。(ソケットの形状上)

CPUがスッポンするとピンが曲がったり、折れたり、外観に問題が無くとも内部で断線し故障する事がある。

硬いCPUグリスを使用すると発生し易い為、柔らかいCPUグリスの使用が推奨される。

また、CPUクーラーを取り外す際にCPUクーラーをねじりながら外す事ですっぽんする可能性がかなり低くなる。

Ryzenがすっぽんするというのは自作PCにおいてかなり有名な話で、勿論私も知っていました。(へー気をつけなきゃなー程度の知識)

私は元々Intelユーザーで第三世代で初めてRyzenに手を出しました。

初のRyzenPC

勿論、初Ryzenではあるものの知識として「Ryzenに使うグリスは柔らかい物が良い」というのは理解していたのでCPUグリスには柔らかくて熱伝導率も高いという著名OCerの清水 貴裕さんと親和産業さんがコラボして作り上げたSMZ-01(通称ネコグリス)を使用してCORSAIRの簡易水冷で組み上げていました。

ところがマザーボードを換装していた時にふと

「本格水冷控えてるしこの簡易水冷邪魔だな」

「そういえば丁度3900Xに付いてきたリテールクーラーの「Wraith Prism」があったな」

「噂によると結構冷えるらしいし久々に空冷却も悪くないな」

なんて魔が差したのが運の尽きです。

Wraith Prism

いざ換装。

簡易水冷の取り外しはなんなく終わり。うわ~やっぱネコグリスって柔らかいんだな~なんて感じつつ。

箱からWraith Prismを取り出すと銅枕部分には既にグリスが塗布されていました。普段なら何が塗ってあるかも分からないCPUクーラーに予め塗布されているCPUグリスなんて私でも使いません。拭き取って愛用グリスに塗り替えるのが当たり前です。(多分)

だけどこの時はね。どうせ数日後には本格水冷化。数日ぐらいなら問題無いだろうとそのままポン付けしちゃったんですよね。

大馬鹿者。

この横着が最大の誤りだった訳です。

一旦取り付け、数分後にGPU取り付ける時にCPUクーラーが干渉したから一旦取り外す事に。

すっぽん。

見事にCPUクーラーごと3950XくんがCPUソケットから引き抜かれました。(動揺して写真も撮り忘れました)

まさか初Ryzenから二カ月そこらですっぽんを経験する事になるなんて・・・。完全に舐めてました。

CPUクーラーの付属グリスには要注意

これは後になって調べて分かった事なのですが、どうやらCPUクーラーの付属グリス(特にリテールクーラーの)はかなり硬く、固着しやすいので使用しないのは自作界隈では常識のようです。

私と同じようにRyzenリテールクーラーポン付けですっぽんした方もいらっしゃるみたいでした。

Ryzenでリテールクーラーを使用予定のある方はグリス塗り替え推奨です。

ただ幸いにもすっぽんした段階ではぱっと見、ピンに曲がりなどは見られなかったんです。

若干安心しつつも、CPUクーラーから慎重に3950Xを引き剥がそうとしました。

取れません。

取れないんです。

めちゃくちゃ硬いんですこいつ。

接着剤かよって。

たった数分でこんな固着する事ある?AMDは一体CPUクーラーに何を塗り付けているんだ?

力づくで外しました。

3950Xがふっとびました。

見事に曲がってます

PCケース内に落下。

まー見事に曲がってます。

激しく曲がっていない、折れていない、曲がったのが一部のみというのが不幸中の幸いでした。

1・2時間程度かけてカッターとピンセットを使用して優しく優しく修正。

なんとか修正

多少のガタはあるもののなんとか概ね垂直に修正が完了。

試しにソケットにはめ込んでみると

良かった・・。

ハマってくれました。

ただし内部で断線していたらアウトです。ピンが多少曲がってて接触不良でアウトなんてこともあるかも知れません。

恐る恐る各パーツを装着して電源を入れます。

勿論CPUグリスは塗り替えてます。

(今考えれば他のパーツ巻き込んでぶっ壊れる可能性もあったので最小構成で古いマザーボードで起動確認すれば良かったななんて)

無事起動!

無事起動してくれました。

良かった。ホントに。

今後、2度と硬いグリスを使う事はありませんし、CPUクーラーに塗布されているグリスはもっての外です。CPUクーラーを取り外す際も嫌でも注意する事になりますね。

全て自分の横着・不注意が産んだ出来事ではありますが、この経験は一生に一度で十分です・・・。

これは先日の出来事ですがPCは今もぴんぴん動いてます。RGB fusionでメモリG.Skill Trident Z RoyalのRGBが制御できない以外は・・。

AURAでは制御出来たんですけどね。AURAはAURAで不具合・競合祭りですけど(笑)

RGB fusion Readyとは一体。 Trident Zの制御ソフトも全く利きません。

いい加減このRGBソフトの競合とか不具合とか各社なんとかなりませんかね。

どうにか解決出来たら記事にするかも知れません。

本格水冷用のパーツもやっと揃ったので近々開始予定ですが、その前にPCパーツの塗装にも挑戦したいと思います。

それでは~。

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