【ハードチューブ】はじめての本格水冷#3【ハードチューブ加工・水路構築編】

ども、しーつんです。

引き続きPC本格水冷化、やっていきます。前回と前々回の記事はこちら。

今回はいよいよ初めてのハードチューブ加工。水路を構築していきます。

動画版はこちら

それでは始めましょう。

水路の確認

まずは前回作成した水路の図を確認しましょう。

リザポンからボトムラジエーター→GPU→外ラジ→CPU→サイドラジ→トップラジ→リザポンという水路です。

排水用のドレンは外ラジとボトムラジに設けます。

フィッティング類の取り付け

画像の水路を参考に必要そうな所にフィッティング類を取り付けた形がこちら。

意外と様になりましたがリザポンが大きすぎてリザポン周りのクリアランスが絶望的です。

絶望的な狭さです。

まぁなんとかするしかありませんね。

ただしこんな感じの短い両オスアダプターを購入していなかった為一部組み上がらず。追加注文済みです。

ハードチューブ加工・水路構築

それではいよいよハードチューブ加工に取り掛かります。

使用するのはハードチューブ本体・パイプカッター・ベンダー・リーマー・シリコンチューブ・ヒートガン・中性洗剤・濡れタオル・水の張ったバケツです。

今回使用するのは外径14mm/内径11mmのハードチューブでハードチューブの曲げに使用するベンダーやシリコンチューブもサイズに合った物を用意しています。

中性洗剤はシリコンチューブをハードチューブの中に通す際に滑りを良くするためのもの。

濡れタオルは加熱して曲げたハードチューブを冷ます為に使用します。

ヒートガンは安心と信頼のmakita製。そのまま立てて使えるのでかなり便利です。

それでは早速一本目。ポンプOUTからボトムラジエーターへ配管します。

一本目から難しいと言われる2回曲げに挑戦です。逆に言えばここを上手く出来れば後は流れ作業。

ハードチューブを合わせて曲げたい所に水性マジックで印を付けます。

ハードチューブ内にシリコンチューブを通してくるくる回しながら曲げたい箇所をヒートガンで加熱。

シリコンチューブを通さずに加熱するとチューブが潰れて経路が潰れますので注意してください。

くるくる回す時も左右均等に回さないとチューブが捻じれて不格好になります。

どのくらい加熱するかは加熱しているとチューブがふにゃふにゃになるので感覚で分かります。

チューブがふにゃったらベンダーに押し付けて曲げます。

ベンダーがあれば初心者でも簡単に好きな角度に曲げられるのでおすすめです。

濡れタオルをあてて加熱箇所を冷まして

取り外せば完了。

水性マジックの痕は拭いても薄くはなりますが消せませんでした。

多分曲げた時にできた細かい皺なんかが原因かな?

ただPCケース内部に組み込んでしまえば目立たないので気にするほどではないです。

この配管は2回曲げなので再度目視で印を付けて加熱して曲げます。

2回曲げの時は2ヵ所の角度を気にする必要がある為、ベンダーは使わず平らな地面と箱などを使って直角を出した方が良いです。ここが少し難しいポイント。

結構上手に出来たと思います。

後は再度現物合わせで印を付けてパイプカッターで不要な部分をカットします。

このパイプカッターは優れモノで初心者でも真っ直ぐ綺麗にPETGハードチューブを切断する事ができます。

切断面も非常に綺麗。

チューブの内側に若干バリがありますが手で少し取り除くだけで十分です。

不要な気しかしませんが折角買ったので一応リーマーでバリ取りしました。

リーマーを使用すると逆に切断面がガタガタになるので耐水ペーパーで整える必要があります。

バリ取り後は水の張ったバケツで軽く洗い流してください。

耐水ペーパー(1000番)まで使用すると切断面はかなり綺麗です。

ただ手間を考えるとパイプカッターで切断後に軽く内側のバリを手で取る程度で十分だと思います。

完成したハードチューブにコンプレッションフィッティングを仕込んで

接続!

記念すべきハードチューブ配管一本目です。

まさか一本目で成功すると思いませんでしたが悪くないですね。

予定している2回曲げはこの1か所のみなので後は簡単です。

印を付けて加熱して曲げて切断してを繰り返して…..

完成!

天面のトップラジはリザーバーポンプとのクリアランス問題により向きを変更し、その兼ね合いで水路も若干変わりました。

中華の流水計4つに水温計1つとふんだんに盛り込んであります。

背中に背負わせた外ラジはクイックリリースとソフトチューブで簡単に取り外せるように接続してあります。

排水用のドレンはボトムラジエーターの背中側と外ラジの底面に設けました。

初めての本格水冷で初めてのハードチューブ配管にしては想像以上の仕上がりに感動すると共にメンテナンスの時を考えると既にちょっと嫌になりますね(笑)

という事で今回はここまで。

次回は組み上がった水路のリークテストから始めていきます。

それでは~。

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